切り干し大根は、千切りにした大根を天日干しした日本古来の保存食です。乾燥により旨味や甘味が凝縮され、カリウム、カルシウム、鉄などの栄養素を効率よく摂取できます。特にカリウムは余分なナトリウムの排出を助け、血圧が気になる人の食生活をサポートします。食物繊維も豊富で、腸内環境を整え、便通改善に役立ちます。さらにビタミンB群を含み、栄養素の代謝を助けることで、生活習慣病の予防や疲れにくい体づくりにも貢献するとされています。
切り干し大根とは?
切り干し大根は、日本古来の保存食で、千切りにした大根を天日で干して乾燥させた食品です。生の大根から水分が抜けることで、旨味や甘味が凝縮され、カリウムやカルシウム、鉄などの栄養素も効率よく摂取できます。
特に多く含まれるカリウムには、体内の余分なナトリウムの排出を助ける働きがあり、血圧が気になる方の食生活をサポートします。また、食物繊維も豊富で、腸内の不要な物質の排出を促し、腸内環境を整える効果が期待できます。
さらに、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸などのビタミンB群を含み、脂質・炭水化物・たんぱく質の代謝を助けます。これらの作用により、コレステロールの上昇を抑え、生活習慣病の予防や疲れにくい体づくりにも役立つとされています。
■調理との組み合わせ方
切り干し大根は、生の大根にはない独特の風味を持ち、食物繊維の供給源としても優れた食品です。調理前には必要な分だけ軽く洗い、たっぷりの水に20〜30分ほど浸して戻します。みそ汁の具や、ねぎと合わせた卵焼きなどもおすすめです。
油揚げとの含め煮は、切り干し大根の旨味が引き立つ定番料理で、たんぱく質や脂質が補われるため、栄養バランスも向上します。
■保存方法
表面が変色した場合でも、水洗いすることで白さが戻ることがあります。変色を防ぐには、冷蔵庫での保存がおすすめです。かさばらず保存しやすいため、常備しておくと日々の料理に手軽に活用できます。
切り干し大根の効果
■高血圧を予防する効果
ナトリウムは体にとって必要なミネラルですが、摂り過ぎると高血圧の原因になります。
切り干し大根に含まれるカリウムは、過剰なナトリウムを尿として排出する働きを促すため、高血圧の予防に効果があります。
■腸内環境を整える効果
切り干し大根に含まれる食物繊維は、腸内に溜まった老廃物や有害物質を吸着し、体外へ排出する働きがあります。また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きもあるため、腸内細菌のバランスが良くなり、腸内環境の改善に役立ちます。
腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善にも効果が期待できます。
■丈夫な骨や歯をつくる効果
切り干し大根に含まれるカルシウムは、強い骨や歯をつくり、体を支える重要な働きがあります。
カルシウムとともにマグネシウムやリンも骨をつくる成分になります。カルシウムが2~3に対して、マグネシウムは1のバランスが良いとされています。リンも骨をつくる成分ですが、一緒に摂るとカルシウムの吸収を妨げます。リンは肉類や魚介類など多くの食品に含まれ、過剰摂取となりやすいため、カルシウムの摂取量を増やすことが重要です。
また、吸収したカルシウムを効率良く骨に利用させるためには、適度な運動を行い、骨に負荷を与えることも重要です。
こんな方におすすめ
●高血圧が気になる人
●便秘で悩んでいる人
●骨や歯を強くしたい人
おさらい
●切り干し大根は、千切りにした大根を天日干しした日本古来の保存食
●乾燥により旨味や甘味が凝縮され、カリウム、カルシウム、鉄などの栄養素を効率よく摂取できる
●カリウムは、血圧の予防、食物繊維も豊富で、腸内環境を整え、便通改善に役立つ

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)
・春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典(発行所 株式会社エクスナレッジ)

















