えんどう豆は中近東原産で、成長段階によりさやえんどう、グリーンピース、えんどうと呼び分けられます。完熟種には青・赤・白の種類があり、うぐいす豆やみつ豆などの材料として親しまれています。

栄養面では炭水化物が6割以上を占めますが、タンパク質も大豆に次ぐ豊富さです。不溶性食物繊維が多く、腸の蠕動運動を促して便秘解消や腸の病気予防に役立ちます。また、生活習慣病の予防や抗がん作用、動脈硬化の抑制が期待されるサポニンを含んでいるのも特徴です。高い整腸作用と健康維持を支える栄養価の高い食材です。



えんどう豆とは?

えんどう豆の原産地は中近東です。一般的には、未熟な段階でさやごと食す「さやえんどう」、成熟した生の実を味わう「グリーンピース」、そして完熟させて乾燥させた「えんどう」と呼び分けられます。完熟した豆には、うぐいす豆の原料となる青えんどうのほか、みつ豆に使われる赤えんどう、落雁などの材料になる白えんどうといった種類があります。

成分の60%以上は炭水化物が占めていますが、良質なタンパク質の含有量も大豆に次ぐ水準を誇ります。また、不溶性食物繊維が豊富なため、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活性化させる働きがあります。これにより便のカサが増し、スムーズな排泄を促すため、便秘解消や腸疾患の予防に役立ちます。さらに、大豆ほどではないものの、生活習慣病の予防や抗がん作用、動脈硬化の抑制効果が期待されるサポニンも含んでいます。

 

調理との組み合わせ方

えんどう豆に多く含まれるビタミンB1は水溶性のため、水に溶け出して失われやすい性質があります。また、苦味成分であるサポニンも水に溶け出しやすく、アクの成分でもあるため、多いと食味が低下します。そのため、適切にアク抜きを行うのが望ましいでしょう。
ミネラル面ではカルシウムがやや不足しているため、他の食材で補うのが理想的です。寒天と組み合わせる「みつ豆」や、豆と寒天のみで仕立てる「豆かん」は、えんどう豆の栄養バランスを補完するデザートとして親しまれています。

 

選び方

皮に傷がなく表面にツヤがあるもの、そして粒の大きさが揃っているものを選びましょう。

 

保存方法

使い切れなかった分は、フタの閉まる密閉容器に入れ、冷暗所で保管してください。風味が損なわれる前に早めに使い切るのがポイントです。

えんどう豆の効果

腸内環境を整える効果

えんどう豆に含まれる食物繊維は、腸内に溜まった老廃物や有害物質を吸着し、体外へ排出する働きがあります。また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きもあるため、腸内細菌のバランスが良くなり、腸内環境の改善に役立ちます。

腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善にも効果が期待できます。

 

エネルギーをつくるのを助ける

米やパン、麺類の糖質を分解してエネルギーに変換する際には、酵素の働きをビタミンB1が助けます。

運動をする人は、エネルギーの需要が高いため、えんどう豆にも含まれるビタミンB1もより多く必要とされます。

また、脳にもエネルギーが必要です。エネルギー不足は集中力の低下につながる可能性があります。

 

高血圧を予防する効果

ナトリウムは体にとって必要なミネラルですが、摂り過ぎると高血圧の原因になります。

えんどう豆に含まれるカリウムは、過剰なナトリウムを尿として排出する働きを促すため、高血圧の予防に効果があります。

こんな方におすすめ

便秘で悩んでいる人

疲労を感じている人

高血圧が気になる人

おさらい

えんどう豆は中近東原産で、成長段階によりさやえんどう、グリーンピース、えんどうと呼び分けられる

栄養面では炭水化物が6割以上を占めるが、タンパク質も大豆に次ぐとされるほど豊富

不溶性食物繊維が多く、腸の蠕動運動を促して便秘解消や腸の病気予防に役立つ


参考文献

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)

・春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典(発行所 株式会社エクスナレッジ)


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