ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈でのみ育つマメ科の植物で、ルイボスティーはミネラルやフラボノイドを豊富に含み、活性酸素を除去して生活習慣病の予防に効果があります。また、亜鉛も含まれており、新陳代謝や成長を助け、カルシウムやマグネシウムは骨の健康や高血圧の予防に役立ちます。ノンカフェインのため、子どもから高齢者まで安心して飲めます。
ルイボスとは?
ルイボスは、南アフリカ最南端のセダルバーグ山脈一帯でのみ育つ、マメ科の植物です。
ルイボスティーは、先住民のホッテントット族やバンツー族に「赤い薮の奇跡」と呼ばれ、愛飲されてきたミネラル豊富なお茶です。また、緑茶の約50倍、烏龍茶の約30倍ものSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)様作用をもつフラボノイドが含まれており、活性酸素を除去することで、高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。さらにノンカフェインのため、子どもから高齢者まで安心して飲むことができます。
ルイボスの効果
■体の成長や新陳代謝を促す効果
ルイボスに含まれる亜鉛は、細胞分裂の際の遺伝子情報の伝達や複製に関わることから、細胞分裂を正常に行い、新しい細胞の生成やたんぱく質の合成を促す効果があります。この働きにより、成長期は体の成長に、成人では皮膚や毛髪、爪などの細胞の新陳代謝の向上に役立ちます。
■丈夫な骨や歯をつくる効果
ルイボスに含まれるカルシウムは、強い骨や歯をつくり、体を支える重要な働きがあります。
カルシウムとともにマグネシウムやリンも骨をつくる成分になります。カルシウムが2~3に対して、マグネシウムは1のバランスが良いとされています。リンも骨をつくる成分ですが、一緒に摂るとカルシウムの吸収を妨げます。リンは肉類や魚介類など多くの食品に含まれ、過剰摂取となりやすいため、カルシウムの摂取量を増やすことが重要です。
また、吸収したカルシウムを効率良く骨に利用させるためには、適度な運動を行い、骨に負荷を与えることも重要です。
■高血圧を予防する効果
カルシウムが動脈を収縮させて血圧を上げるのに対し、ルイボスに含まれるマグネシウムは、動脈を弛緩させて血圧を下げる方向に働きます。カルシウムとのバランスにより、正常な血圧や血液の循環を保つ効果があります。
細胞内のカルシウムやナトリウムの量を調整し、血圧の調節に役立ちます。
こんな方におすすめ
●成長期の子ども
●骨や歯を強くしたい人
●高血圧が気になる人
おさらい
●ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈でのみ育つマメ科の植物
●ノンカフェインのため、子どもから高齢者まで安心して飲める
●亜鉛は新陳代謝や成長を助け、カルシウムやマグネシウムは骨の健康や高血圧の予防に役立つ
・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)
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