セージはビタミンとミネラルの両方が豊富なハーブです。このハーブは食用ではなく、香り付けや臭み消しに使用され、また薬理作用も期待される豊富な精油成分を含んでいます。ツヨン、シオネール、ボルネオール、カンファーなどの精油成分は血行を改善し、神経系の機能もサポートします。
セージとは?
セージはヨーロッパの伝統的なハーブであり、古代から万病に効く治療薬として使用されてきました。このハーブは特有の香気を持ち、ツヨン、シオネール、ボルネオール、カンファーなどの精油成分によって引き起こされます。セージは肉料理の香り付けや臭み消しに最適であり、特に豚肉料理には欠かせない香辛料とされています。実際、ソーセージという言葉の語源でもあります。
セージの精油成分には、殺菌作用や組織を縮める収れん作用があります。そのため、葉の浸出液が喉の炎症や胃腸炎、解熱のための薬として使用されることもあります。また、セージの爽やかな香りは鼻を通り抜ける際、食欲を刺激し、胃液の分泌を促進して消化を助ける効果もあります。さらに、セージは血行を改善し、神経系に働きかけてイライラを鎮めるなど、心身の健康に良い効果も期待されます。また、セージには女性ホルモンに似た作用があることが分かっており、更年期障害や婦人病の症状に対する効果も報告されています。
■調理との組み合わせ
セージは脂肪臭を消す効果が強いため、豚肉のほかに鶏肉、ラム、マトン、レバー、魚介類などの臭み消しに利用することができます。ひき肉料理には、粉末のスパイスや乾燥した葉を混ぜ込むと良いでしょう。特にイワシやサバなど脂肪が多い魚や、レバーのマリネにセージのスパイスをひと振りするだけで風味が良くなります。スペアリブやミートローフのようなかたまり肉の場合は、生のセージの葉を貼り付けてオーブン焼きにすると良いでしょう。また、セージはソースやドレッシングにも欠かせないハーブです。
■セージの選び方
つぼみがなく、葉がやや小ぶりで、やわらかいものがおすすめ。葉の表面に黒ずみや斑点があるものは避ける。
■セージの保存方法
冷蔵障害が出やすいので、余った分は冷蔵庫に入れたままにせず、陰干しして乾燥させた状態で保存する。
セージの効果
■血流改善
ツヨン、シオネール、ボルネオール、カンファーなどの精油成分は血行を良くします。
■ストレス、更年期対策に
鼻に抜ける爽やかな香りは、神経系統に働いてイライラを鎮めたり、更年期障害に対する効果も報告されています。
こんな方におすすめ
●血流を改善したい人
●ストレスが気になる人
●更年期の人
おさらい
●ヨーロッパの伝統的なハーブで、古代から万病に効く治療薬として使われた
●肉料理の香り付けや臭み消しに最適で、ソーセージの語源ともなっている
●セージの精油成分が、血液の循環をよくして、神経系統の働きも助ける
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