しそは極めて栄養価の高い香辛野菜で、主に「青じそ」と「赤じそ」があります。青じそはβ-カロテンが100g中11000μgと非常に多く、動脈硬化やがんの抑制に役立つとされるほか、ビタミンB2やカルシウムも豊富です。

赤じそにはアントシアニンが含まれ、抗酸化作用による老化防止などが注目されています。また、赤じその葉のポリフェノールや実の油に含まれるα-リノレン酸には、アレルギーを和らげる働きがあることも判明しました。さらに、共通の香り成分であるペリルアルデヒドには強い抗菌力があり、食中毒予防にも役立ちます。多彩な薬効を持つため、日々の食事に積極的に取り入れたい食材です。



しそとは?

しそは、料理の彩りや薬味として重宝される香辛野菜です。特筆すべきはその栄養価の高さで、他の野菜と比較しても群を抜いています。種類には「青じそ」と「赤じそ」がありますが、より多くの栄養素を含んでいるのは「青じそ」の方です。動脈硬化の予防やがん抑制に役立つとされるβ-カロテンは、100gあたり11000μgと非常に多く、緑黄色野菜の中でもトップクラスの含有量を誇ります。ビタミンB2やカルシウムも豊富ですが、1枚あたりの重量は約1gと軽量なため、一度に摂取する量は控えめになります。

一方の「赤じそ」には、赤色の色素成分であるアントシアニンが含まれており、その抗酸化作用によるがん抑制や老化防止の効果が注目されています。また、赤じその葉に含まれるポリフェノールや、実から採れる油に含まれるα-リノレン酸には、アレルギー症状を和らげる働きがあることが判明しました。独特の香り成分であるペリルアルデヒドにも強力な抗菌作用があり、食中毒の防止に役立ちます。

 

調理との組み合わせ方

香りの主成分であるペリルアルデヒドは、刻むことでより香りが立ち、健康効果も高まります。刺身のツマにする際なども、一緒に食べやすいよう細かく刻んで添えるのがおすすめです。β-カロテンは油と一緒に調理すると吸収率が向上するため、天ぷらなどの揚げ物にも適しています。細かく刻んで肉や白身魚にまぶしたり、炒飯に混ぜたりすれば、風味が増すとともにビタミン類も効率よく補給できます。

 

選び方

葉の色が濃く、パリッとした張りのあるものを選びましょう。茎の切り口が黒ずんでいないかどうかが、鮮度を見極めるポイントです。

 

保存方法

風味が損なわれる前に、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

しその効果

免疫力の向上

しそにも含まれるビタミンAの不足は、気管などの粘膜において細菌やウイルスの侵入を容易にし、風邪の原因となる可能性があります。風邪を引きやすい人、回復が遅い人、口内炎や歯ぐきの腫れが起こりやすい人は、ビタミンA不足が考えられます。

 

血行を良くする

酸化されたLDLコレステロールは血管壁に付着する傾向がありますが、ビタミンEはLDLコレステロールの酸化を防止する効果があります。そのため、しそに含まれるビタミンEは、血行を改善することができます。

 

老化を防ぐ

しそに含まれるビタミンCは、抗酸化作用が強く体内の酸化を抑制する働きがあります。

こんな方におすすめ

免疫力を高めたい人

血中コレステロールが気になる方

老化が気になる人

おさらい

しそは極めて栄養価の高い香辛野菜で、主に「青じそ」と「赤じそ」がある

青じそは動脈硬化やがんの抑制に、赤じそは老化防止などの効果が注目される

共通の香り成分であるペリルアルデヒドには強い抗菌力があり、食中毒予防にも役立つ

 


参考文献

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)

・春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典(発行所 株式会社エクスナレッジ)


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