アニスは夏に白い花を咲かせる香り高いハーブで、古代エジプトでは防腐剤、薬用として利用されてきました。消化を助ける作用があり、スパイスや精油としても用いられます。甘くスパイシーな香りはリラックス効果があり、胃の不調やイライラの緩和にも役立ちます。
アニスとは?
アニスは、鮮やかな緑色の葉を持ち、夏には小さな白い花を咲かせます。古くから薬用植物として知られ、特に胃薬として重宝されてきました。古代エジプトでも栽培され、ミイラ製作時の防腐剤として利用されていたといわれています。消化を助ける作用があるため、料理用スパイスとしても使われ、祝宴では「アニスケーキ」が振る舞われました。これが現在のウェディングケーキの原型になったともいわれています。
アニスシードは、種子のように見える果実で、ピリッとしたスパイシーな香りの後に、温かみのあるほのかな甘みを感じます。その香りは中華料理でおなじみのスターアニス(八角)に似ていますが、植物分類上は別種です。
アニスは精油としても利用されますが、妊娠中や授乳中の使用は避け、肌の弱い方は少量から慎重に使用しましょう。
アニスの効果
リラックスができ、イライラをおさえたり、消化を助け、胃腸の膨満感をやわらげたりします。
こんな方におすすめ
●胃もたれ、胸焼けが気になる人
●ストレスが気になる人
おさらい
●アニスは夏に白い花を咲かせる香り高いハーブで、古代エジプトでは防腐剤、薬用として利用された
●消化を助ける作用があり、スパイスや精油としても用いられる
●甘くスパイシーな香りはリラックス効果があり、胃の不調やイライラの緩和にも役立つ

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