エンダイブはヨーロッパで一般的な葉野菜で、日本でも流通が増えています。縮れた葉とシャキッとした食感、ほろ苦さが特徴です。β-カロテンを含み、抗酸化作用でがんや老化、動脈硬化の予防に役立ちます。体内でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜の健康維持にも貢献します。ビタミンEとの相乗効果で美肌効果も期待できます。さらに、カリウムが豊富で利尿作用により血圧を安定させ、カルシウムも多く含まれており骨の健康にも良い野菜です。
エンダイブとは?
エンダイブはヨーロッパでポピュラーなサラダ用の葉野菜ですが、現在は日本でも多く出回るようになっています。ちりちりと細かく縮れた葉をもち、シャキッとした歯ごたえと特有のほろ苦さ、香味があります。
葉の部分にはβ-カロテンが含まれており、抗酸化作用によってがん予防や細胞の老化、動脈硬化を抑えるほか、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。
さらに抗酸化力に優れるビタミンEとの相乗効果により、加齢による皮膚トラブルの改善や美肌づくりにも効果的です。ミネラルの中では、体内の水分調整を担うカリウムを豊富に含み、利尿作用を促進し、余分なナトリウムの排出を促すことで、血圧の安定に役立ちます。また、丈夫な骨をつくるために欠かせないカルシウムも、野菜としては多く含まれています。
■調理との組み合わせ方
β-カロテンは油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。油で和えたシンプルなグリーンサラダのほか、ルッコラやトレビスと合わせて肉料理の付け合わせにもおすすめです。エンダイブ独特のほろ苦さは、肉の脂のうま味と相性抜群です。鮮度が落ちかけたものは、バターを少量加えてスープや蒸し煮に仕立て、煮汁ごと食べると栄養素を損なわず、生とは異なる甘味が楽しめます。
■選び方
一株が大きく、しっかり巻いているもの、葉全体にボリュームがあるものが良品です。茎の切り口がみずみずしいものを選びましょう。
■保存方法
冷蔵庫の野菜室で、水で湿らせた新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、茎を下にして立てて保存すると鮮度が長持ちします。
エンダイブの効果
■骨の形成を助ける
エンダイブに含まれるビタミンKには、腸から吸収されたカルシウムを骨に取り込む働きがあります。成長期の骨の形成だけではなく、骨粗しょう症の予防にもなります。
■高血圧を予防する効果
ナトリウムは体にとって必要なミネラルですが、摂り過ぎると高血圧の原因になります。
エンダイブに含まれるカリウムは、過剰なナトリウムを尿として排出する働きを促すため、高血圧の予防に効果があります。
■腸内環境を整える効果
エンダイブに含まれる食物繊維は、腸内に溜まった老廃物や有害物質を吸着し、体外へ排出する働きがあります。また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きもあるため、腸内細菌のバランスが良くなり、腸内環境の改善に役立ちます。
腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善にも効果が期待できます。
こんな方におすすめ
●骨や歯を強くしたい人
●高血圧が気になる人
●便秘で悩んでいる人
おさらい
●エンダイブはヨーロッパで一般的な葉野菜で、縮れた葉とシャキッとした食感、ほろ苦さが特徴
●β-カロテンを含み、抗酸化作用でがんや老化、動脈硬化の予防に役立つ
●カリウムが豊富で利尿作用により血圧を安定させるほか、カルシウムも多く含まれており骨の健康にも良い
・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)
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