こんにゃくは成分の97%が水分でエネルギーが少なく、食物繊維が豊富。カルシウムやカリウムなどのミネラルも含まれています。腸内の老廃物を排出し、便秘解消やダイエットに適しています。血糖値を抑え、コレステロールを低減する効果もあり、生活習慣病を予防します。



こんにゃくとは?

こんにゃくは成分の97%が水分で、最大の特徴は、低エネルギーで、100gあたり2.2gと豊富な食物繊維を含んでいることです。また、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラルも含まれています。こんにゃくに含まれる食物繊維であるグルコマンナンは消化されず、腸に到達して老廃物や有害物質を吸収し、排出します。便秘解消やダイエットに適しています。また、グルコマンナンは血糖値上昇を抑え、コレステロールを低下させる働きがあり、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の予防にも効果的です。

 

調理との組み合わせ

こんにゃくは他の食材の味を吸収し、おでんや煮物などのレシピで使うと、美味しい味わいと食感が楽しめます。和え物ではおからや豆腐と組み合わせたり、にんじんや油揚げときんぴら風に炒めたり、鶏のささみや卵と合わせることもおすすめです。また、ひじきや切り干し大根との組み合わせは便秘予防にも効果的です。

 

こんにゃくの選び方

適度に弾力があるもの。アク抜きのために下茹でしてから使うのがおすすめです。

こんにゃくの効果

腸内環境を整える

こんにゃくに含まれる食物繊維であるグルコマンナンは消化されず、腸に届いて腸内の老廃物や有害物質を吸収し、排出してくれます。

 

コレステロール値や血糖値の上昇を抑える

グルコマンナンは腸内でゼリー状の物質に変化し、コレステロールなどを取り込んで体外に排出する役割を果たします。これにより、コレステロール値や血糖値の上昇を抑制し、糖尿病や脂質異常症の予防に効果があります。

 

ダイエットに

ダイエット食品としてこんにゃくが使用される理由は、100gあたり5kcalと低エネルギーなことと、満足感を得られる特性があるためです。

こんな方におすすめ

腸内環境を整えたい人

コレステロール値や血糖値が気になる人

ダイエット中の人

おさらい

こんにゃくは成分の97%が水分で、エネルギーが少なく、食物繊維が豊富

食物繊維のグルコマンナンは、消化されないまま腸に届き、腸内の老廃物や有害物質を吸収し、排出する

グルコマンナンには、血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を低減させる働きがある


参考文献

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)

・春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典(発行所 株式会社エクスナレッジ)


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