びわは中国原産の果物で、瑞々しい果肉と優しい甘みが特徴です。フルーツの中でもβ-カロテンが非常に豊富で、がんや動脈硬化の予防、高血圧の改善に効果が期待できます。体内でビタミンAに変換されることで、目の粘膜の健康維持や視力の保護、老化抑制にも寄与します。

また、皮や種の付近にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。これは発がん物質の生成を抑え、その活動を停滞させる働きがあるといわれています。さらに、葉にはクエン酸やタンニンなどが含まれており、民間療法では免疫力を高めるために煎じて飲まれるなど、実だけでなく葉まで活用される健康効果の高い果物です。



びわとは?

びわの原産は中国です。「水菓子」と呼ぶのがふさわしいジューシーな果実、控えめで優しい甘味が、いかにも日本人好みの果物です。

フルーツのなかでは上位につけるほどβ-カロテンを豊富に含むことから、がん予防や動脈硬化予防、高血圧の改善など、さまざまな効果が期待できます。β-カロテンは体内でビタミンAに変わり、目の粘膜を健康にして視力を保ち、老化を抑制するなどの役割を果たします。

一方、びわの皮や種の近辺に多く含まれるのが、ポリフェノール成分のクロロゲン酸です。タンニン系の苦味をもつ成分で、発がん物質の生成を抑え、その動きを不活発にさせる働きをもちます。また、びわの葉にはクエン酸、リンゴ酸、タンニンなどの成分が含まれ、民間療法では免疫力を高めるためにびわの葉を煎じて飲むことができます。

 

調理との組み合わせ方

酸味が少ないフルーツなので、食べる直前にレモン汁をひと振りすると、フレッシュな酸味が加わり、甘味が際立ちます。

 

選び方

ヘタが安定しており、皮にしっかりとした張りのあるものを選びましょう。表面にびっしりと生えたうぶ毛と、「ブルーム」と呼ばれる白い粉のような成分が残っているかが鮮度を見極めるポイントです。

 

保存方法

保存は風通しのよい場所で常温で。冷やしすぎると甘味が損なわれるため、食べる2〜3時間前に冷やすほうがいいです。

 

びわの効果

目のビタミン

目の網膜にはロドプシンという光を感じる物質がありますが、ロドプシンを生成するためには、びわにも含まれるビタミンAが必要です。ロドプシンは光に反応し、その刺激を脳に伝えることで物体が見えるようになります。ビタミンAが不足すると網膜のロドプシンが減少し、暗い場所では物が見えづらくなる夜盲症になる可能性があります。

 

高血圧を予防する効果

ナトリウムは体にとって必要なミネラルですが、摂り過ぎると高血圧の原因になります。

びわに含まれるカリウムは、過剰なナトリウムを尿として排出する働きを促すため、高血圧の予防に効果があります。

 

腸内環境を整える効果

びわに含まれる食物繊維は、腸内に溜まった老廃物や有害物質を吸着し、体外へ排出する働きがあります。また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きもあるため、腸内細菌のバランスが良くなり、腸内環境の改善に役立ちます。

腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善にも効果が期待できます。

こんな方におすすめ

目の調子が気になる人

高血圧が気になる人

便秘で悩んでいる人

おさらい

びわは中国原産の果物で、瑞々しい果肉と優しい甘みが特徴

β-カロテンが非常に豊富で、がんや動脈硬化の予防、高血圧の改善に効果が期待できる

皮や種の付近にはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれている


参考文献

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)

・春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典(発行所 株式会社エクスナレッジ)


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