オリーブはモクセイ科の常緑小高木で、世界各地で栽培され、日本では瀬戸内海沿岸などが産地として知られています。果実は生のままでは渋みが強いため、アク抜きを行い、塩漬けなどに加工して利用されます。未熟な果実は緑色、完熟すると黒紫色になるのが特徴です。栄養面ではビタミンEを豊富に含み、血行促進や新陳代謝を助け、肌のうるおいやハリを保つ働きがあるとされています。また、脂質を多く含みますが、その約7割以上は不飽和脂肪酸のオレイン酸で、血中コレステロールの低下や胃の健康維持、美肌への効果が期待されています。さらに食物繊維も含まれ、腸内環境を整える作用も期待できます。



オリーブとは?

オリーブはモクセイ科の常緑小高木です。世界各地で栽培されており、日本でも瀬戸内海沿岸などで栽培されています。オリーブの実は生のままでは渋みが強く、食用には適さないため、アク抜きを行ったうえで塩漬けなどにして利用されます。未熟な果実は緑色で、完熟すると黒紫色になります。

オリーブの特徴のひとつは、ビタミンEを豊富に含んでいる点です。ビタミンEは血行を促進し、新陳代謝を助けることで、肌にうるおいやハリを与える働きがあるとされています。果実は脂質を多く含みますが、その脂肪酸の約74.1%は不飽和脂肪酸であるオレイン酸です。オレイン酸には、血中コレステロールの低下や胃酸分泌の調整を助け、胃の健康を保つ働きがあるほか、美肌効果も期待されています。

また、食物繊維も含まれており、腸内環境を整える作用も期待できます。

 

調理との組み合わせ方

アク抜き後に未熟果を塩漬けにしたものはグリーンオリーブ、完熟果を塩蔵したものはブラックオリーブと呼ばれます。果実から種を除き、ピメント(ピーマンの一種)や玉ねぎ、アーモンドなどを詰めたものは、スタッフドオリーブといいます。塩漬けのまま食べるほか、サラダやパスタに加えたり、鶏肉やじゃがいもと炒めたりするのもおすすめです。ピザやグラタンなどの料理にもよく合います。

 

保存方法

瓶詰めのオリーブは、漬け汁ごとポリ袋に移し、空気に触れないように保存するとよいでしょう。また、果実のみをオリーブオイルに漬けて保存する方法もあります。

オリーブの効果

血行を良くする

酸化されたLDLコレステロールは血管壁に付着する傾向がありますが、オリーブに含まれるビタミンEは、LDLコレステロールの酸化を防止する効果があります。そのため、ビタミンEは血行を改善することができます。

 

神経や筋肉を正常に動かす

オリーブに含まれるナトリウムは、カリウムと作用しあい(ナトリウム-カリウムポンプ)、細胞内外の濃度に差が生じると、イオンによって電気変化が起こります。この電気変化により神経伝達や筋肉の弛緩・収縮が生じます。ナトリウムは神経や筋肉を正常に動かすために働いています。

 

腸内環境を整える効果

オリーブに含まれる食物繊維は、腸内に溜まった老廃物や有害物質を吸着し、体外へ排出する働きがあります。また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌や乳酸菌を増やす働きもあるため、腸内細菌のバランスが良くなり、腸内環境の改善に役立ちます。

腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善にも効果が期待できます。

こんな方におすすめ

血中コレステロールが気になる方

筋肉の調子を整えたい人

便秘で悩んでいる人

おさらい

オリーブは世界各地で栽培され、日本では瀬戸内海沿岸などが産地

果実は生のままでは渋みが強いため、アク抜きを行い、塩漬けなどに加工して利用される

栄養面ではビタミンEを豊富に含み、血行促進や新陳代謝を助け、肌のうるおいやハリを保つ働きがある


参考文献

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)

・春夏秋冬 おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典(発行所 株式会社エクスナレッジ)


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