ウコンはショウガ科の植物で、亜熱帯アジア原産。日本には平安時代に伝わり、現在は沖縄などで春ウコンと秋ウコンが栽培されています。主成分のクルクミンには、肝機能を高めて解毒を助け、胆汁分泌を促す作用があり、消化不良の予防・改善にも役立ちます。ただし、過剰摂取や長期間の大量摂取は消化管に障害を起こす可能性があり、胃潰瘍や胆石などのある人は摂取を避けましょう。調理では、すりおろしてお湯に溶かすと摂りやすく、粉末はカレーやスープのスパイスとして利用されます。
ウコンとは?
ウコンはショウガ科の植物で、亜熱帯アジアが原産です。インドやインドネシア、中国など広い地域で栽培され、ターメリックとも呼ばれます。日本へは平安時代中期に中国から伝わり、「ウコン」と呼ばれるようになりました。現在は沖縄などで栽培され、春ウコンと秋ウコンがあります。
ウコンには黄色の色素成分であるクルクミノイド類の一種・クルクミンが含まれ、肝臓の機能を高め、解毒作用や胆汁の分泌を促進する働きがあります。また、消化不良を予防・改善する作用もあるとされています。
通常の食事で適量を摂る分には問題ありませんが、過剰摂取や長期間の大量摂取は消化管の障害を引き起こす可能性があると報告されています。胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症、胆石などの症状がある方は摂取を避けましょう。
■調理との組み合わせ方
しょうがやわさびのように、すりおろして薬味として使うのが一般的ですが、独特の風味と苦味があります。すりおろしたウコンにお湯を注いで飲むと摂りやすいです。クルクミンには肝機能を高める作用があるため、アルコールをよく飲む方や肝臓の調子が気になる方におすすめです。
また、乾燥させて粉末にしたものは、カレーやスープのスパイスとして広く使われます。
■選び方
色艶が良く、傷みのないものを選びましょう。熱帯性植物のため、0℃近い低温に長時間さらされると品質が劣化します。
■保存方法
乾燥に弱く、適度な湿気が必要です。湿らせたペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。
ウコンの効果
■老化を防ぐ
ウコンに含まれるビタミンCは、抗酸化作用が強く体内の酸化を抑制する働きがあります。
■高血圧を予防する効果
ナトリウムは体にとって必要なミネラルですが、摂り過ぎると高血圧の原因になります。
ウコンに含まれるカリウムは、カリウムは、過剰なナトリウムを尿として排出する働きを促すため、高血圧の予防に効果があります。
■コレステロールを減らす
ウコンに含まれるクルクミンは胆汁の分泌を促進するといわれており、胆汁に含まれる胆汁酸はコレステロールから作られています。そのため、クルクミンによって胆汁の分泌が促進されると、多くのコレステロールが使われて、コレステロール値を抑えることができます。
こんな方におすすめ
●老化が気になる人
●高血圧が気になる人
● コレステロール値が気になる人
おさらい
●ウコンはショウガ科の植物で、亜熱帯アジア原産。沖縄などで春ウコンと秋ウコンが栽培されている
●主成分のクルクミンには、肝機能を高めて解毒を助け、胆汁分泌を促す作用があり、消化不良の予防・改善にも役立つ
●すりおろしてお湯に溶かすと摂りやすく、粉末はカレーやスープのスパイスとして利用される

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)
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