京都の甘みとうがらしとして人気の万願寺とうがらしは大型で、特徴的なくびれがあり、赤く熟すものもあります。京都では和食や洋食のお店のメニューによく登場します。万願寺地区で栽培された新しい品種ですが、品質と味わいの良さから人気が高まっています。肉厚で柔らかく、さまざまな料理に使われ、抗酸化物質やビタミンが豊富で、疲労回復にも効果的とされます。



万願寺とうがらしとは?

京都で知られる甘みとうがらしとして、万願寺とうがらしがあります。大型で、ヘタの下にくびれがあるのが特徴で、熟すと赤くなるものもあります。京都では、和食のお店はもちろん、洋食のレストランのメニューにも登場することがあります。

万願寺とうがらしは、京都の舞鶴市の万願寺地区で栽培された在来種です。カリフォルニア・ワンダーという品種と伏見とうがらしの交配種ではないかと言われています。万願寺での栽培は大正末期から始まった比較的新しいもので、厳密には伝統野菜に準ずるものとされているブランド京野菜として扱われています。市場に出回るようになったのは数十年ほど前からですが、その品質と味わいの良さから、広く好まれるようになりました。

果肉は特有の風味と甘味を持ち、肉厚でありながら柔らかいのが特徴です。味わいの良さに加えて、種が少なく調理しやすいため、さまざまな料理に人気の野菜です。そのまま焼いてシンプルに甘味や風味を楽しむほか、煮物や炒め物、揚げ物など、幅広く使えます。

抗酸化物質であるビタミンCやビタミンAなどが豊富に含まれており、疲労回復などにも効果があると言われています。また、カロテンや食物繊維も豊富です。特にビタミンAはピーマンの2倍以上含まれています。

 

万願寺とうがらしの選び方

果肉が肉厚でハリやツヤのあるもの、果肉の緑が鮮やかなもの。

 

調理方法

万願寺とうがらしの美しい緑色を生かすためには、調理する際に火を通し過ぎないように気をつけることがポイントです。また、赤や黄色の食材と組み合わせることで、料理がさらに彩りよく仕上がります。

 

焼きとうがらし

網で焼いた万願寺とうがらしに、鰹節、醤油をかける。

 

万願寺とうがらしのはりはり漬け

ヘタを取り、縦に半分に切り、切り干し大根とともに酢、醤油などの漬け汁に漬け込む。

 

万願寺とうがらしの肉詰め

ピーマンの肉詰めの要領で、果肉の中にひき肉などを詰め込み、油で揚げる。

 

万願寺とうがらしのパスタ

細切りの万願寺とうがらし、ちりめんじゃこなどを醤油ベースで炒め、パスタと絡める。

万願寺とうがらしの効果

抗酸化作用

万願寺とうがらしに含まれるビタミンCは、抗酸化作用が強く体内の酸化を抑制する働きがあります。

 

免疫力を高める

ビタミンAの不足は気管などの粘膜において細菌やウイルスの侵入を容易にし、風邪の原因となる可能性があります。万願寺とうがらしには、ピーマンと比べると約2倍のビタミンAが含まれているため、ビタミンAを補えます。

 

血糖値を抑える効果

万願寺とうがらしに含まれる食物繊維は、小腸での糖質の吸収速度が穏やかになるため、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があります。

こんな方におすすめ

老化が気になる人

免疫力を高めたい人

血糖値が気になる人

おさらい

京都の甘みとうがらしで、大型で特徴的なくびれがあり、肉厚で柔らかい

ビタミンCなどの抗酸化物質が豊富に含まれている

ビタミンAはピーマンの2倍以上含まれている


参考文献

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)

・まるごと京野菜 からだがよろこぶ京都ブランド(発行所 株式会社 青幻舎)


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