たではタデ科の一年草で、一般的にヤナギタデ(本タデ)を指します。辛味成分ポリゴディアールを含み、抗菌作用が知られているほか、タンニンやアルカロイドなども含まれるとされています。これらの成分により、血液凝固の補助や高血圧予防、消炎、解毒、利尿、下痢止め、解熱、食あたりや暑気あたりへの利用が伝えられています。ビタミンCを含む点も特徴です。ヤナギタデの変種である水たでは、古くから生薬・民間薬として用いられ、秋に採取して日干ししたものが利用されてきました。
たでとは?
たではタデ科の一年草で、一般的に「たで」という場合はヤナギタデ(本タデ)を指します。辛味成分としてポリゴディアールを含み、抗菌作用をもつことが知られています。また、タンニンやアルカロイドなどの成分も含まれるといわれています。
これらの成分により、血液の凝固を助ける作用や高血圧の予防作用が報告されており、消炎、解毒、利尿、下痢止め、解熱、食あたり、暑気あたりなどに効果があるとされています。さらに、ビタミンCも多く含まれるといわれています。
ヤナギタデの変種である「水たで」は、古くから生薬として知られ、民間薬として用いられてきました。秋に採取し、日干しにして用いられます。食あたりの際には、茎葉をすりつぶし、おろし生姜を同量混ぜ合わせ、小さじ1杯分を服用するとよいとされています。
■調理との組み合わせ方
ヤナギタデは、部位によって「芽たで」「笹たで」と呼ばれます。芽たでは発芽した子葉、笹たでは本葉を指し、いずれも魚のつまとして添えられます。
辛味成分には臭みを抑える働きがあるほか、解毒効果もあるとされており、つまとして添えられた葉も一緒に食べることで、食あたりを防ぐといわれています。葉をすり潰して酢でのばしたものは「たで酢」と呼ばれ、鮎の塩焼きに添えられています。
■選び方
笹たで、芽たでともに、艶とハリのあるものを選びましょう。
■保存方法
笹たでは、水に濡らした新聞紙に包み、ポリ袋に入れて野菜室に立てて保存します。芽たでは、湿らせたキッチンペーパーで包み、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。
たでの効果
■免疫力を高める
たでに含まれるビタミンCは、身体の中に入ってくるウイルスを排除しようとする働きがある「白血球」を強化してくれます。それだけではなく、自らもウイルスを排除しようとする働きがあります。風邪が流行する時期には、ビタミンCを摂取することをおすすめします。
■血行を良くする
酸化されたLDLコレステロールは血管壁に付着する傾向がありますが、たでに含まれるビタミンEは、LDLコレステロールの酸化を防止する効果があります。そのため、ビタミンEは血行を改善することができます。
■骨の形成を助ける
たでに含まれるビタミンKには、腸から吸収されたカルシウムを骨に取り込む働きがあります。成長期の骨の形成だけではなく、骨粗しょう症の予防にもなります。
こんな方におすすめ
●免疫力を高めたい人
●血中コレステロールが気になる方
●骨や歯を強くしたい人
おさらい
●たではタデ科の一年草で、一般的にヤナギタデ(本タデ)を指す
●辛味成分ポリゴディアールを含み、抗菌作用が知られているほか、タンニンやアルカロイドなども含むといわれている
●ヤナギタデの変種である水たでは、古くから生薬・民間薬として用いられた

・完全図解版 食べ物栄養事典(発行所 株式会社主婦の友社)
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